うんちについてもっと知ろう!
口から入った食べ物がうんちとして外に出てくるまでに、どんな道のりをたどるのか、見てみよう!
うんちは何でできてるの?
食べ物が口から体の中に入ると、栄養と水分が吸収され、ある程度の量がたまると、うんちとなって出てくるよ。 そう考えると、うんちの大半は食べカスで出来ていると思うかもしれないね。でも実は、健康な人のうんちの約80%が水分なんだ! この水分の量によって、うんちは固くなったり、ゆるくなったりするんだよ。
そして、残る20%のうちの3分の1が食べカス、3分の1が生きた腸内細菌とその死がい、3分の1がはがれ落ちた小腸や大腸の腸粘膜でできているよ。ほぼ水分とはおどろきだね。
うんちができるまでの道のり
口から入った食べ物がうんちとして外に出てくるまでに、どのような道のりをたどるのか見ていこう! 口に入った食べ物は細かくかみくだかれて、だ液と混ざって飲み込みやすい状態になるよ。 そして、食道を通って胃に送られれた食べ物は、胃酸と混ざり合っておかゆのような状態になり、さらに十二指腸で、タンパク質、デンプン、脂肪に分解され、小腸へ行くんだ。
小腸では酵素をたくさんふくんだ小腸液が作られているよ。この酵素は、胃から運ばれてくるどろどろのおかゆ状になった食べ物をほぼ完全に消化するんだ。
この小腸液で、どろどろの食べ物に含まれている炭水化物をぶどう糖や麦芽糖に、脂肪を脂肪酸やグリセリンに分解するんだ。小腸では、こうやって作り変えられた栄養素と水分を吸収しているんだ。 栄養素を吸収されて残ったどろどろ状の物と一緒に、ウイルスからみんなを守ってくれている、腸内に住む細菌や粘膜のゴミが、大腸へと運ばれていくよ。
最後の工程が大腸だよ。ここでは、小腸で吸収されなかった水分やミネラルを吸収するんだ。ウンチのニオイがつくのは、大腸にいるバクテリアが食べ物の残りカスを栄養にして増えていくからなんだって。
小腸から運ばれてきたときはまだ液状のまま。盲腸から結腸、直腸と約1.5mの道を通って、だんだんとドロドロした状態から、みんなもよく知っている固い状態になるよ。 ここで十分に水分が吸収しきれないと下痢になったり、反対に、便秘でウンチがずっと大腸にたまっていると、水分がなくなってカチカチになってしまうんだよ。
もし便秘になっちゃったら…?
便秘になって、カチカチうんちが出来ちゃうと、なかなかうんちが出なくなっちゃうよね。 そんな時は、イチジク浣腸を使ってうんちを出そうね!